診療内容一覧

刺青削皮

削皮とは、皮膚に刻まれている墨の約90%を削り取る治療法です。削った部分は擦り傷となり、その傷を治すために全身から自分の細胞が集まり、治癒へと導き、同時に残りの墨を食べて薄くしてくれます。皮膚の自然治癒力を活かした治療法です。削皮の利点は、ツッパリ感や痛みなどの症状が少なく、背中いっぱいの大きな刺青も除去できるということです。削皮によって墨が薄くなった状態に後日レーザーを当てるとさらに効果的です。

このような方に向いています。

刺青の範囲が広く切除不可能な方
診療内容一覧

 

▼ 施術のながれ

1 麻酔 局所麻酔で行います。
2 手術 修正 医療用の特殊な器具で削ります。
3 止血・洗浄 ほとんど出血しません。
4 処置 特別な処置で今後の傷跡が劇的にキレイになります。
時間 2〜4時間
シャワー・入浴 翌日より可能
腫れ ごくわずか(個人差あり)
ダウンタイム 上皮化するまで2週間程度、浸出液がでます。
部位と大きさによっては安静を要することがあります。
オペ日以外の通院 翌日再診、希望 ※追加レーザーの方はレーザー日

刺青除去に大きな傷跡はつき物?

広範囲の刺青に対しては植皮や皮弁を行うのが一般的ですが、当院では最も傷跡が自然な削皮&レーザー法をお勧めしています。レーザー治療のみでは色のついた刺青には効果が望めなかったり、墨一色の刺青であっても効果がなかったり、複数回の治療が必要となったりします。当院では、皮膚の表面を薄く剥削(削ること)し、直接レーザーを照射しますので、1回の治療で色のついた刺青までも除去するこが可能になります。

レーザーのページはこちら>

剥削する皮膚の深さによって傷跡の美しさが決まります。極力浅く剥削するためには、熟練の技術が必要です。なぜなら、皮膚の深い部分まで剥削してしまうと、ケロイドなどが発生してしまうリスクが高まります。 また、何日目で上皮化したかということも傷跡を残さないためには重要となります。 熱傷の専門医でもあり、熱傷専門病院にて日常的に同様の手術を行っていたDr.境の経験によって培われた確かな技術で自然な処置跡を実現します。

削皮とは

削皮とは、墨の入った皮膚を90%削り取り、擦り傷を作るという治療法です。擦り傷となった部分には、皮膚を治すために自分の細胞が集まり、残りの墨を食べてさらに薄くしてくれます。自然治癒力を生かした治療法です。この墨が薄くなった状態に、後日、レーザーを当てると大変効果的です。わずかに残った墨にレーザーを当てても熱損傷は極めて僅かです。削皮においても、レーザーにおいても、Dr境が形成外科・熱傷外科・創傷外科の治療の中で培った最新の治療を行います。

削皮は、手術の中では非常に難しい部類に入ります。やり直しが一切効かず、削りすぎるとケロイドになり、削り足りないと墨が残ります。そのため、当院ではミクロ単位の深さにまでこだわって削っています。削皮の利点はツッパリ感や痛みなどの症状が少ないことです。当院では、大きな刺青に対する第一選択と考えています。

診療内容一覧

 

削皮の方法にもいろいろ

削皮の方法はクリニックによって違います。
一般的におこなわれている方法を多い順に並べると、下記のようになります。

① 二酸化炭素レーザー
② 剥削刀
③ グラインダー
③ 電動式デルマトーム
④ フリーハンドデルマトーム

これらは、「削皮」でありながら、とても同じ手術と思えないほど、術後の結果が違ってきます。当院では、④の「フリーハンドデルマトーム」という“やけど”の手術道具を用いて削皮をおこなっています。このフリーハンドデルマトームを使った手術は、削皮の中では最も難しい方法ですが、微調整ができ、術後の結果が良いため、当院ではあえてこの方法で施術をおこなっております。

診療内容一覧

 

Dr.境のコメント
他のクリニックで削皮を受けた方から、ケロイド状でかゆい、痛い、しびれる、腕が曲がらない、手が動かない、といったさまざまな相談が非常に多いです。わたくしは、「削皮は一番難しい治療」と考えています。もちろん、結果がどうなっても良いのであれば、誰にでもできる治療です。削りすぎるとケロイドになるし、削り足りないと墨が残ります。しかも、わたくしのおこなっているフリーハンドでの削皮は、ほんの少しの力加減で、まったく深さが変わってしまいます。やり直しの一切効かない、一筆書きという難しさがあります。元の形を連想させないセンスも必要です。当院では、ミクロ単位の深さまでこだわって削っています。

 

大きな刺青に対しては削皮

切除は大きな刺青に対応できる治療ではありません。何回に分割してもこの原則は変わりません。大きな刺青に対応できる治療は植皮か削皮です。しかし、植皮はもともと傷跡をきれいに仕上げる手術ではありません。広範囲の植皮の場合、メッシュ植皮という方法が一般的で、これは、太ももなどから皮膚を採皮して、メッシャーという機械に通し、網目状に薄く伸ばして貼り付けるという方法です。仕上がりは、素人の方が見ると、まるで「ケロイド」「うろこ」という意見が大多数ですし、境界線が目立ちます。また、採皮部(植えるための皮膚を採る場所)にも傷跡ができます。

当院では、大きな刺青に対しては、削皮をお勧めしております。削皮をうまくおこなった場合が一番きれいな仕上がりとなり、術後の日常生活にも問題が少ないためです。「削皮はほとんどケロイド状になるが、植皮はある程度計算できます」と、当院の考えとは全く正反対の意見もありますが、当院の削皮術では、むしろ植皮よりも良い結果が出ています。ケロイド状にならないか、汚くならないか、非常にご心配かと思いますが、Dr.境が形成外科・熱傷外科・創傷外科で培った最新の治療を行いますのでご安心ください。

診療内容一覧
診療内容一覧

 

Dr.境のコメント
ネット上では、削皮に対する悪口が書かれています。「削皮は簡単で手抜き」「植皮よりも汚い」「削皮をすると1か月風呂に入れない、臭くなる」「長期安静が絶対必要」「毎日通院する必要がある」などです。
刺青治療において、削皮・切除それぞれ300以上の症例がある当院では、「削皮は一番難しい治療」と考えています。もちろん、結果がどうなっても良いのであれば、誰にでもできる治療です。当院ではミクロ単位にまでこだわった手術・手技と最新の治療を行うことで、植皮よりも良い結果を出しております。また、当院のすべての手術・処置において、術後に入浴できない日はありません。普通に湯船に入れます。よって臭くなることはありません。部位によっては術後安静が必要ですが、むしろお仕事を2日程度しか休まないという人が過半数です。術後、通院いただくのは、手術の翌日と2か月おきの追加レーザーのときくらいです。ご来院の際は、毎回、長時間の説明があります。また、時間外には電話で対応しておりますので、気軽に相談することができます。

 

Dr.境のコメント(刺青治療における皮膚喪失面積の比較)
皮膚は侵襲が加わると、すなわち「痛めつけると」必ず縮みます。どのような施術であっても、ツッパリ感や違和感などが生じる可能性があるということです。<刺青治療における皮膚喪失面積の比較>

分割切除 -130%~-200%
紡錘型切除 -130%~-300%
ジグザグ切除 -103%~-110%
植皮 -30%~-60%(メッシュ植皮 -50%前後)
削皮(当院) -15%~-30%
皮弁 -10%~-20%
レーザー -2%~-5%

この数値は、形成外科専門医、熱傷専門医、刺青治療医として、これまで数多くの手術をおこなってきた、わたくしが独断と偏見で決めています。刺青治療だけではなく、やけどや皮膚腫瘍、怪我などの手術も参考にして決めました。

植皮についての解説ですが、刺青はやけどよりも深いため、当然、やけどに対しておこなった場合よりも縮みます。(9割のやけどは熱湯がかかったものですので、真皮の真ん中より浅いことが多い。刺青は真皮深層~皮膚の下まで入っていることがほとんどで非常に深い。)

<無理なく対応できる面積(体表面積の何%?)>

分割切除 1%~2%前後
紡錘型切除 1%~2%前後
ジグザグ切除 1.5~3%前後
全層植皮 2~3%前後(採皮部の面積2~3%前後)
分層植皮 20%前後(採皮部の面積25%前後)
メッシュ植皮 30%前後(採皮部の面積15%前後)
削皮(当院) 50%前後?(採皮部0%)

※解剖学的な制約(関節可動域や左右対称性など皮膚余裕以外の重要な要因)が少ない背中の刺青で比較しています。数値はわたくしの独断と偏見に基づいております。