眉下切開(上瞼たるみとり)

眉下切開とは、眉毛下の皮膚を切除して、上まぶたのたるみを改善する手術です。まつ毛側で切除する方法に比べて、美容外科的・人工的な顔にならず、自分らしさを残した自然な若返りが可能です。眼がぱっちりと大きくなる、くぼみが改善されるといった効果もあります。また、手術の後、頭痛、肩こり、腰痛、うつ状態などが改善される傾向にあると言われています。当院では、毛包斜切断法を用いるため、傷跡を目立たなくすることが可能です。

このような方に向いています。

自然な若返りを希望される方
上瞼が下がってきて目が三角形になってきた方

▼ 施術のながれ

1 麻酔 局所麻酔で行います。
2 切開 眉下を切開していきます。
3 形成 形・バランスを形成します。
4 皮膚縫合 丁寧に縫合します。
5 抜糸 7日前後 ※シャワー・入浴 当日より可能
時間 120分
洗顔 当日より可能
メイク アイメイク以外→当日より可能
アイメイク→抜糸の翌日より可能
シャワー・入浴 当日より可能
腫れ 腫れ・内出血・個人差アリ
オペ日以外の通院 抜糸(6〜14日前後)

眉下切開の適応と現在の美容外科の状況

眉下切開の適応と現在の美容外科の状況

現在、保険診療による眼瞼下垂の手術が大流行していますが、手術を受けたことによって不自然で人工的な整形顔になってしまったという話も多いものです。そして、このことは自費診療による美容整形の分野でも多くみられます。
「キレイにして欲しい、西洋人っぽい顔にして欲しい」というご希望が多い中、「キレイにして欲しいとは言ったが、誰も整形顔にして欲しいとは言っていない・・」と、施術結果への不満の声も多く聞かれます。こうした傾向は、切る美容外科だけでなく、切らない施術・美容皮膚科的な分野においても多くみられます。「ボツリヌストキシン治療を受けたら、無表情で不自然な顔になった」、「ヒアルロン酸などの注入系治療を受けたら凸凹になった」という相談も多く、中には「照射系たるみ治療を受けたらしわしわになった。くぼんだ。かえって老けた」など、本来の目的とは正反対の結果になってしまったという驚きの相談も多いものです。

眉下切開の適応と現在の美容外科の状況

当院では、年齢に関わらず10代から90代の方にまで眉下切開をお受けいただいております。また、眉下切開は非常に適応が広いため、さまざまな症状の改善・ご要望のために多くの方にお受けいただいております。こうした当院の臨床実績からも、「眉下切開が本当に理にかなった施術である」ということがお分かりいただけるでしょう。

しかしながら、どれもこれも傷跡をきれいに美しく仕上げることができればという話です。この部分の目立つ傷跡はかなり悲惨です。六本木境クリニックの眉下切開は「きれいな傷跡・傷跡を目立たせない」ということが特徴のひとつとなっています。このページ後半では、わたくしがこれまで8年以上に及んで培ってまいりました眉下切開の手術のコツも詳述いたします。

眉下切開は、従来ですと、いわゆるアンチエイジング外科として、年配の方や中高年の方々がお受けになるというのが一般的でしたが、最近では、若い方が「まぶたの厚ぼったさを取りたい」「眉下の距離を縮めて西洋人っぽくなりたい」「一重のままで目を大きくしたい」「すっきりさせたい」「イメージを変えずにキレイになりたい」等々の理由で、美容整形を目的にお受けになるというケースも増えてきました。

眉下切開の適応(アンチエイジング外科としての眉下切開)

・まぶたのたるみ
・まぶたのくぼみ
・まぶたの重さ
・眼瞼下垂
・ひたいのしわと目じりのしわ

美容整形としての眉下切開

・まぶたの厚ぼったさ
・眉下の距離を縮めて西洋人っぽくなりたい
・一重のままで目を大きくしたい、すっきりさせたい
・二重幅を広げたい
・奥二重を二重にしたい
・イメージを変えずにキレイになりたい

適応の性質と内容が少しかぶっているかもしれませんが、このように本当にさまざまな適応があり、それぞれの領域・分野で従来広くおこなわれてきた多くの手術や施術を凌駕したり、置き換わるかもしれないというポテンシャルを秘めています。

次の項でそれぞれの適応について解説いたします。

まぶたのたるみ

まぶたのたるみ

まぶたのたるみとは、一般的に「上まぶたのたるみ」を指します。下まぶたのたるみの場合は、不思議と目の下のたるみや目の下のくまと呼ぶことが多いようです。

また、広い意味での上まぶたのたるみとは、「上眼瞼皮膚弛緩症」と「眼瞼下垂」を指しています。さらに、上眼瞼皮膚弛緩症とは「皮膚のたるみ」を指しており、眼瞼下垂とは、眼瞼挙筋というまぶたの開閉をおこなう「筋肉の筋膜のたるみ」を指しています。上眼瞼皮膚弛緩症と眼瞼下垂は非常に多く見られ、この二つが合併しているケースも多く見られると言われています。

しかしながら、わたくしは、厳密な意味での眼瞼下垂は多くの人が思っているよりもずっと少なく、その9割以上は、実は、「上眼瞼皮膚弛緩症」であると感じています。このことに気づいたのは、以前は軽度の眼瞼下垂だと思っていたような症状に対して、「整形顔にしたくない、手術したことを人にバレたくない」という患者さんからの強い希望で眉下切開をおこなったところ、まぶたの開きが良くなってしまったという経緯があったからです。

わたくしは、二重埋没法のような手術からではなく、眼瞼下垂の手術から美容外科の世界に入った形成外科の医者ですので、眼瞼下垂に対して専門の医師が誰でも眼瞼下垂ではないかと疑うように、わたくしも「世間には眼瞼下垂が非常に多い」と色眼鏡で見ていたようです。しかしながら、こうした実際の臨床を通して、そうではなく、「実は多いのは上眼瞼皮膚弛緩症である」ということに気づいたのです。

まぶたの皮膚のたるみ(上眼瞼皮膚弛緩症)を感じはじめる年齢は20代後半が最も多いようですので、子供などの若年者を除く人類のほとんどが、この症状を感じているといえるでしょう。こうした背景から、ここでは上眼瞼皮膚弛緩症を中心に述べていきたいと思います。

まぶたのたるみ

まぶたのたるみに対して、「照射系たるみ治療が効果がある、効果があったと」という意見は、美容外科医や美容皮膚科医など医療サイドからはチラホラ聞かれますが、患者さん側からはまったく皆無といっていいでしょう。逆に「照射後、しばらく腫れてハリが出たような気がしたけれど、効果があったとはとても思えない」といった意見がほとんどです。実際は、実感できる効果は無いに等しいというのが真実でしょう。

では、埋没法などのたるみを糸で留める施術はどうなのでしょうか。まぶたのたるみ(上眼瞼皮膚弛緩症)に対して本当に効果的なのでしょうか。わたくしは埋没法などの糸で留める手術もおこなってきましたが、この手術はどうやら若い人向き(たるんでいない人向き)の手術のように感じています。中高年以降の方はもちろん、20代後半以降のまぶたが少したるんできたという方にこの方法を用いると、二重の下にたるみを無理やり押し込めることになりますので、非常に不自然です。

また、取れやすかったり、重たく感じてしまったりするようです。埋没法などのたるみを糸で留める方法の施術を受けた方からの、「三重・四重になってしまい、不自然なイメージになってしまった」「整形顔になった」「まぶたが重く感じるようになった」といった相談は実際に多いようです。

 

たるみ埋没法

たるみ埋没法

まぶたのたるみ(上眼瞼皮膚弛緩症)治療で一番ポピュラーなものは、二重のラインで皮膚を切り取って縫い縮めるという方法でしょう。この方法の場合、二重ラインで皮膚を直接切り取るので、一見ダイレクトにたるみを改善できそうですが、確かにそういった側面もあるのですが、二重の部分に本来あるべきはずの薄くてしなやかな理想的な皮膚を切り取ってしまうため、無表情になったり、無理矢理作ったような人工的な二重になってしまったり、独特な整形顔、人種がわからないような顔、白人のおばあさんのような顔とよく表現されるような風貌になってしまいがちです。そのため、「ダウンタイムは1週間と聞いていたのに、何年経っても、初めて会った人から整形した顔、整形に失敗した顔と思われる。これじゃ、一生ダウンタイムじゃん」などという声もよく聞かれます。

 

二重のラインで皮膚を切る方法

二重のラインで皮膚を切る方法

 

眉下切開

眉下切開

 

それに対して、眉下切開の場合、上手くおこなうとしなやかな皮膚が手つかずのまま残り、さらに、皮膚が上に持ち上げられて引き伸ばされるため、より薄くしなやかになるといえるでしょう。さらに、重みが取れて動きも良くなる傾向にありますので、表情がイキイキと美しくなり、自然な若返りが得られるといえるでしょう。若い頃よりも目が大きくなって、目に光が入りやすくなるためか、周囲の人から「目がキラキラしてキレイになった」と言われることが多いようです。

また、眉下が狭い人の場合、美容外科でまぶたのたるみを相談すると、前額リフト(ひたいのリフト)や糸によるひたいの施術、眉上切開(ブローリフト)などを勧められることが多いようですが、これらの施術はハイリスク・ローリターンですので、絶対にやめた方がいいでしょう。前額リフト(ひたいのリフト)や糸によるひたいの施術は、ひたいから頭にかけて痛みや痒みを生じることが多く非常に大変ですし、眉上切開(ブローリフト)は傷跡が目立つことで有名です。また、基本的にまぶたからの距離が離れれば離れるほど、まぶたへのダイレクトな効果は少なくなりますので、眉下切開や二重ラインでの皮膚切除のように直接まぶたにアプローチする方法以外では、得られる効果は微々たるものといえるでしょう。

 

前額リフト

前額リフト